秒速で破産の与沢翼「貧乏っちゃまキャラでも何でもいい。もう一度復活したい」

“破産宣言”の与沢翼氏が激白　もうこれ以上「ネオヒルズごっこはできない」 (1/2ページ)

都内のオフィスビルで本紙のインタビューに答える与沢氏【拡大】

　自身のブログで異例の“破産宣言”をして物議を醸している若手経営者の与沢翼氏（３１）が現在の心境を本紙に激白した。
「ネオヒルズ族」を自称してわが世の春を謳歌（おうか）していたが、家も車も失い、「これ以上、ネオヒルズごっこはできなくなった」と
転落までの一部始終を語った。それでも「貧乏（びんぼ）っちゃまキャラでも何でもいい。もう一度復活したい」。裸一貫での再起を誓ったが…。

　「これ以上進めないように神様が止めてる、と思いましたね」

　都内のオフィスビ

 

ルの一室。与沢氏は自身に訪れた「終わりの時」をこう振り返った。 「ベントレーを売って、フェラーリを売って、ロールスロイスも売って…。

 

３軒あった家も全部解約しました」 自虐気味に笑うその姿に「秒速で１億円稼ぐ」と豪語したかつての面影はなかった。 与沢氏の“破産”騒動が注目を集めたのは４月２６日。自身のブログやフェイスブックで、突如「資金が完全にショートした」と告白した。

 

ブログなどに詳述されているように経営する「フリー・エージェント・スタイル・ホールディングス（ＦＡＳＨ）」に課せられた税金の支払いに 窮したのが始まり。あてにしていた取引先からの入金が見込めなくなり、「全部終わった」（与沢氏）という。

 

とはいえ、破綻は突然やってきたわけではなく、予兆は与沢氏自身も感じていたという。 「昨年９月ぐらいからですかね。うすうす気づいてました。あ、このままじゃ続かないなって」 

 

　主な事業は、インターネットなどを通じて、おカネを稼ぐ方法を教える情報商材ビジネス。 自らが広告塔になって顧客を集めるため、メディアで金持ちぶりをアピールし続けなければならなかった。

昨年６月の本紙インタビューでも３億円の札束を積み上げてみせていた。が、やがて限界が訪れる。 「話題を提供し続けないとあきられる。そのまま『突き抜ける』ためには今の売り上げ規模じゃもたない。

数百億円稼いで自家用ジェットでも買わないといけない段階に入っていた。でも、正直オレの実力じゃあ…ちょっと無理だな、と」

　現在住む六本木の高級マンションの退去期限は５月末に迫る。ホームレス生活が現実味を帯びるが、意外にも本人は楽観的だ。

　「いざとなれば『あーたん』。あ、今付き合っている女の子なんですけど。彼女が『実家に来てもいい』と言ってくれてる。 周りの女の子たちも応援してくれてるし。それに…」

　そして、ひときわ目を輝かせてこう続けた。

　「今回の一件を告白した日のアメブロ（アメーバブログ）のアクセス数が６８０万ＰＶ（ページビュー）で１位になったんですよ！　 メディアの取材も２０社ぐらい来てるし…。これだけ注目されたら、ま、いいかって。個人負債もないし、結果的には良かったなと思います」

 

　今後はどうするつもりなのか。

　「今でも与沢信者はいる。世の中に影響を及ぼす『インフルエンサー』を目指しますよ！　理想は…そうですね。（マハトマ）ガンジーですね。
カネにものを言わせるわけじゃなく、行動１つで人を動かせる、みたいな。もちろんもう一度事業を興すかもしれませんし。オレ、根っからの事業家ですから」

　まだまだ懲りていない。

 

http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20140513/dms1405131150004-n1.htm